お家を建てる時に悩む事の一つといえば、コンセントの位置ですよね。
コンセントの位置や数は、お家の住みやすさにも繋がります。
私も随分悩みましたが、住んでみてほぼ満足のいくコンセント配置になっています^^
今回は、コンセントの位置や高さ、数など、失敗例や成功例と一緒にご紹介していきますね!
1.コンセントの失敗例
まずは、新築のコンセントでどんな失敗例が多いのか確認しておきましょう!
1.数が足りない
これはよく聞く失敗です。
新しいお家に引っ越せば、今持っている家電にプラスで新しい家電が増える事も多いですよね。
・キッチン
・テレビ周辺
・子供部屋
このあたりは、数が不足する事が多いです。
キッチンやテレビ周りは特に家電を多く使うので、今持っている家電、欲しいと思っている家電の数は確認しましょう。
子供が自分の部屋を使うようになると、デスクライト、鉛筆削り、タブレット、パソコン、エアコン、空気清浄機など意外と色々使うようになります。
常時使う家電意外にも、たまに使う家電や扇風機やヒーターなどの季節家電、他にもこれから家電が増えても困らないように余裕をもった計画をしておくといいですね。
2.ここにも欲しかった!
ココにあったら便利だったのに!
ココにないと困るのに!という失敗も多い失敗の一つです。
例えば、
・キッチンの作業スペース(ミキサーやスマホ充電に)
・ダイニングテーブル横(ホットプレートやIHコンロ)
・玄関(クリスマスツリーなど季節の飾りに)
・収納の中(掃除機やタブレット充電に)
などなど。
事前にどんな家電を使うのか?
この場所で何をするのか?したいのか?というのをしっかりシュミレーションしておきましょう!
3.位置が悪い
コンセントの数は十分に作ったのに、位置が悪いせいで全く使えないコンセントになってしまったという例もあります。
多いのは、家具を置く場所を考えていなかったために、コンセントの場所と家具を置く場所が被ってしまいコンセントが家具で隠れて使えないという例です。
ある程度、家具を置く位置を決めておくと失敗が少なくなります。
模様替えがすきな人は、模様替えのパターンもいくつか考えて、どのパターンでも使いやすいコンセント位置を探してみるといいでしょう。
2.コンセントの成功例
今度は逆にココにコンセントをつけて良かった!など場所別に成功例もご紹介しますね。
1.キッチン
キッチンでは、電子レンジなどを置く背面の棚以外にも、ガスコンロとシンクの間の作業スペースに一つコンセントをつけると便利です。
ハンドミキサーなどたまに使う調理家電はもちろん、タブレットやスマホでレシピを見たり、私は動画を見ながら料理したりもするので、充電をしながら使う事ができます。
後は、意外と近くの壁の足元にもあると便利。
冬は小さいヒーター、夏は扇風機など、季節家電を使う事も出来ますよ^^
2.玄関
玄関に飾り棚がある場合は、棚の上につけておくと、電飾を飾る事が出来たり、アロマディフューザーを使えたりと色々と飾りの幅も広がります^^
また、上がり框の近くにあると、雨の日に靴を乾かすのにドライヤーや靴乾燥機を使うことが出来て便利です。
玄関横に収納スペースがある場合は、扇風機を使ったり、電動自転車のバッテリーの充電なんかにも使えますよ。
3.洗面所
洗面所では、
・収納の中(髭剃り、電動歯ブラシ充電)
・足元(ヒーター、除湿器、扇風機)
・天井近く(天井付け用扇風機)
このあたりの位置にあると便利ですよ。
ドライヤー用のコンセントもお忘れなく。
洗面台の横壁の手前側に付けるとドライヤーの線が濡れず、ジャマにもなりにくいのでおすすめです。
4.収納の中
我が家では、インターネット関係の機械(ONUやルーターなど)、スマホ・タブレット充電、プリンター、スティック掃除機(充電式)など機械類も収納に入れています。
なので、これらを繋いで置けるコンセントを収納の中にも沢山つくりました。
おかげで、リビングに物が出ていない状態でいられるので、とってもスッキリしましたよ^^
5.外
駐車スペース近くに外用コンセントがあれば、洗車、掃除、将来電動自動車にしたときなど何かと便利です。
後は、玄関外にあれば、玄関回りに電飾を飾ったりも出来ます。
庭があれば、芝刈り機やDIY、お庭でご飯を作ったりする時にホットプレートが使えたり・・・何かと使い道はありますよ^^
ベランダがあって、そこで作業をする可能性があれが、ベランダにも一つあればいいですね。
6.寝室
スマホや携帯、間接照明などベッド横に置いておく事が多いので、ベッドのすぐ横にコンセントがあると便利です。
また、ベッドの足元側にもコンセントがあれば、加湿器や扇風機、布団乾燥機などが使いやすいです。
7.階段の踊り場
掃除機がコンセント式のものの場合は、階段の踊り場にも一つあれば階段を掃除機で掃除することも可能です!
また、コンセント式の足元ライトなどもあるので、将来的に足元を照らす光を足したい!となった時のも使えますよ^^
8.ダイニングテーブルの横
ダイニングテーブルの横にテーブルより少し高い位置で一つコンセントを作っておけば、ホットプレートやタコ焼き器、電磁調理器が使えます。
料理以外にも、我が家は主にスマホ充電で誰かしらが使ってます。
ダイニングでちょっとパソコンをする時なんかにも使えます!
3.コンセントの位置の考え方
ご紹介した失敗例と成功例も頭に入れながら、失敗しないためのポイントも押さえておくと完璧です!
1.使う家電を書き出す。
実際、私もやった方法ですが、電気工事屋さんと相談するのにも分かり易いのでおすすめの方法です。
まず、間取り図をコピーします。
大きめの付箋に、それぞれの場所で使う家電を箇条書きして、その場所に貼ります。
例えば、キッチンなら・・・
◆常時使う家電
・電子レンジ
・トースター
・ケトル
・炊飯器
・冷蔵庫
◆たまに使いたい家電
・ハンドミキサー
・ジュースミキサー
・コーヒーマシン(購入予定)
・ホームベーカリー(購入予定)
このように書いた付箋をキッチンに貼りつけます。
それぞれ、キッチンのどの位置に置くのかも大体決めておくと、自然とコンセントの必要数と位置がわかりますよ^^
ココで大事なのは、「たまに使う家電」「購入予定の家電」も頭に入れておくことです。
扇風機やヒーター、クリスマスツリーなどその季節だけ使う家電なども忘れずに書いて置きましょう。
2.家具を書き込む
家電と一緒に間取り図に家具を大体書き込んでおくのもおすすめです。
テレビ台やソファ、棚、ベッド、机など大体の置き場所を想定しておけば、そこで何をして何が必要か?というのも見えてきます。
また、模様替えをする可能性がある場合は、そのパターンもいくつか考えて書き入れてみると失敗が少なくなりますよ。
3.生活動線をチェック
特にコンセント式の掃除機を使う場合は、どこでコンセントを挿して、どこで挿し変えるか?
掃除機のコードはどこまで届くのか?なども考えて置きましょう。
玄関や廊下なども忘れないように気を付けて下さいね。
また、よく座る場所を想像して、そこで何をするか?という事も考えておくといいですよ。
例えば、
・ソファーに座ってスマホを充電しながら触るかな。
・ベッドで本を読みたいからベッド脇にライトあるといいな。
・アイロンはこの場所に座ってするだろうな。
・パソコンはここでする事が多いかな。
など実際に生活しているようにシュミレーションしてみるといいですよ^^
4.少し多めに取りつける
「いるかな?いらないかな?」と迷った時は、大体、つけておいて正解だと思います。
自分が思っているよりもコンセントが後で必要になってくる事はあるので、少し多いかな?くらいでつけておく方が後悔が少ないですよ。
5.今の住まいで不便な所をチェック
今の住まいで「不便だな」と感じているコンセントの場所があれば、それも書き出してみましょう!
例えば、たこ足配線になっている所や、コンセントが多くてグチャグチャになってしまっている所などは要チェックです。
たこ足になっている所は、現在コンセントが足りていないという事なので、たこ足配線になっているコンセントの数を数えておくと分かり易いです。
4.コンセントの必要数
コンセントの必要数は、家電の数で考えるといっても子供部屋や寝室など、なかなか想像がつかない場所も出てくると思います。
その場合は、大体、2畳に1つ(2口コンセント)が最低限の目安と考えるといいでしょう。
6畳の部屋なら3つ。
8畳なら4つ。
12畳なら6つ。
もう少し便利にと思うなら、プラス1つにしておくといいと思います。
実際、プラス1つにしておいて、我が家では後悔はありません^^
思ってたように家具が置けなくて、一つコンセントが家具裏に隠れてしまっても標準分の数はある!と思うと安心です。
5.コンセントの高さ
コンセントの高さは、洗濯機、冷蔵庫、エアコンを置く位置以外の所は、大体何も言わなければ床からコンセントプレートの真ん中が25cmの高さになるように取り付けられる事が多いです。
通常はこれで問題ないですが、掃除機などよく抜き差しする場所はもう少し高い30cm~40cmの位置に取り付けると抜き差ししやすいと言われています。
また、高齢者の方にとっても通常より高めの位置に取り付ける事で、腰や膝をたくさん曲げる必要がないため楽になります。
机の上で使いたい場合は、大体ダイニングテーブルや勉強机の高さが70cm~75cmほどなので、それよりも10cmくらい上の位置がおすすめですよ。
まとめ
コンセントの位置を考える時は、
・使う家電
・生活動線
・家具の位置
まずは、これらをチェックしておきましょう!
満足のいくコンセントの位置を作るためには、シュミレーションが一番です。
朝起きて夜寝るまでの生活を間取り図を眺めながら想像してみるのがおすすめですよ^^
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