あると便利なキッチンカウンター。
いろんな用途に使えてとても便利ですが、カウンターの高さをしっかりと考えておかなければ、使いづらくなって使わない・・・というもったいない事にもなりかねません。
今回は、目的別・種類別におすすめのキッチンカウンターの高さをご紹介します!
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キッチンカウンターの目的
キッチンカウンターの高さを決めるには、まずキッチンカウンターで何をするか?という事を考える必要があります。
主にキッチンカウンターを作る目的として
・食事をする
・勉強や事務作業をする
・収納場所を作る
・配膳の一時置き
・調理の作業場として使う
・キッチン内の目隠し
食事をする以外にもいろんな目的があります。
このどれを重視するかによってキッチンカウンターの高さや種類が変わってくるので、まずは目的をはっきりさせましょう。
キッチンカウンターの高さと種類
キッチンカウンターの種類としては大きくわけると4つあります。
フラットタイプのキッチンカウンター

フラットタイプのキッチンカウンターは、なんといってもオシャレですよね^^
展示場などでもよく見かけますし、憧れる人も多いんじゃないでしょうか。
このタイプでは
・食事をする
・配膳・後片付けの一時置き
・調理の作業場の延長
・デザイン性
この4つを重要視する場合におすすめのタイプです。
このタイプでは、キッチンのワークトップとカウンターは必然的に同じ高さになります。
使いやすいキッチン天板の高さの計算方法は「身長÷2+5cm」となっていて、多くのシステムキッチンは大体85cmを基準に80cmや90cmなどが選べるようになっていることが多いです。
ワークトップを標準の85cmとした場合、カウンターも85cmとなります。
標準のダイニングテーブルの高さは70cmくらいなので少し高めテーブルという感じになります。
食事をしていない時は、調理場の延長として広々として使えて料理もしやすそうです^^
一方で、調理場を隠す壁が何もないので、常にスッキリ片付けておかないとせっかくのオシャレ度が下がり、雑然とした印象が出てしまいます。
立ち上がりを利用したカウンター

キッチンの手元を隠しつつ、バーカウンターのようなオシャレなカウンターにできるのがキッチン前の立ち上がりを利用したカウンターです。
このタイプに適しているのは
・軽食を取る
・配膳・後片付けの一時置き
・飾り棚
・キッチンの手元隠し
このあたりの使い道に適しています。
通常のキッチンの前に立ち上げた壁に笠木をわたしているだけだと、笠木の幅は10~15cmほどしかないので、食事をするのには狭すぎて不便です。
食事をしたい場合は、この笠木を30cmほどに伸ばしてもらいましょう。
30cmあれば、プレートとコップくらいは置けるので、朝食や軽食でパッと食べるくらいならちょうどいい幅になります。
カウンターの高さは、どれだけキッチン前の壁を立ち上げるかになりますね。
大体、カウンタートップを隠す目的も兼ねるのであれば、キッチンのワークトップから15cmくらいはあった方がいいでしょう。
ワークトップを85cmにして、そこから15cmの立ち上がりにするのであれば、カウンターの高さは100cmくらいになる計算です。

ちょっと大きめのケトルくらいの高さです。
この写真では、立ち上がり15cm+笠木の厚さ2cmで17cmの高さになっています。
反対側からみると、このケトルの頭はちょっと見えます^^;
プッシュ式ハンドクリームやハンドソープなどはキレイに隠れています。
カウンターテーブルの高さが100cmというのは、先ほどのフラットタイプのカウンターよりもさらに高い高さです。
合わせる椅子もかなり背の高いタイプのものを選ぶ必要があります。
椅子が高いと足もしっかり床につかないため、ゆったり落ち着いて座るという感じではないです。
立ち上がり+カウンターテーブル

我が家はこのタイプを採用しています。
おしゃれカフェ風にもなるタイプのカウンターテーブルです。
この写真のものは、テーブル前にニッチと左右に引きだしも設置されていて、子どもの勉強机が必要なく、勉強もしやすそうですね^^
このタイプでは
・キッチンの手元隠し
・個々で食事をとる
・ワークスペースとして利用
・子供の勉強
・物の一時置き
このように、結構活用幅が広いです。
これだけの用途が不便なくできるカウンターサイズを考えた結果、
・カウンター奥行:50cm
・カウンター高さ:70cm
このサイズがちょうどよいサイズでした。
カウンターの高さの70cmは、PC机や勉強机、ダイニングテーブルなどの高さが70cm前後のものが多いので、それに合わせました。
PC用の椅子やダイニングテーブルの椅子を別途購入しても、ピッタリ合わせやすい高さです。
子供も勉強や仕事、食事をするのにも、床にしっかり足がつくので安定感があり、落ち着いて作業できます。
カウンターの奥行については、本当はPCを使って仕事をするなら60cm以上は欲しい所ですが、見た目的に50cmが限界だと思っています。
60cmだとカウンターと呼ぶには出っ張りすぎな見た目になりますし、カウンターを支える足が必要になってきます。
カウンターの足は、50cmでもあるほうがいいみたいですが、どうしても!という事で、長めのブラケットにしてもらいました。

PCを使うには50cmは必要な奥行幅だと思います。

子供の宿題をするのにも、ドリルとノートを広げるのにちょうどいい奥行になります。

食事をするのにも、ゆったりサイズです。

幅がしっかりあるので、品数が多い食事でもしっかり並べてゆったり食べる事が出来ます。
我が家では、子供が大きいので、家族そろって食事をすることも少ないです。
なので、場所を取りやすいダイニングテーブルを使わず、このカウンターテーブルをフル活用しています。
みんなで食事をする場合は、リビングの座卓で床に座って食べます^^
夫婦2人とも、ダイニングテーブルで食事をする習慣がなかったので、特に困る事はありません。
ダイニングテーブルをおかないので、リビングスペースを広々とれますよ^^
一つ注意をしないといけないのは、カウンターの奥行が広い場合は、椅子を引くスペースがあるか?ですね。
椅子を引いても後ろを人が通ることが出来るか?というところはしっかり確認しておきましょう!
カウンター下収納

カウンターで食事をする事がない場合は、カウンター下を収納にすることで、ダイニングもスッキリさせることができます。
いろんなタイプの収納があり、組み合わせが自由できる場合もあります。
キッチンメーカーで収納とセットになっているキッチンを購入するとかなりお高いので、カウンター下収納を別に購入するという手もありますよ^^

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ニッチ棚にしてもらってもいいですね^^
まとめ
キッチンカウンターはいろんなタイプがありますが、どのように使用するかをしっかりとシュミレーションしておきましょう!
どのような事をするのかを決めておけば、それがやりやすい高さと奥行幅も決めやすいです。
思い通りのキッチンカウンターになればいいですね^^
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