新築のお家の間取りを考える時に、案としてよく出されるリビング階段。
家族とのコミュニケーションがスムーズになるとか、見た目がおしゃれなどのメリットがあって憧れる人も多いと思います。
我が家も、リビング階段にしていますが、実際に住んでみて、やっぱりメリット・デメリットの両方はあります。
今回は、リビング階段のメリットとデメリットをご紹介しますね!
リビング階段とは?
リビング階段というのは、リビングの中に設置された階段の事をいいます。
ちょっと前までの新築のお家では、廊下に階段が設置される事がほとんどだったと思いますが、リビング階段はリビングの中に階段が設置されます。
リビング階段には、種類があって、通常のボックス型の階段とスケルトン型の階段があります。

ボックス型は階段の登り口がリビングから見える状態で、階段横には壁がくるので、階段を上っていく姿は横からは見えません。

スケルトン型の階段は、階段の片側、もしくは両側に壁がなく、リビングからも階段を昇降している様子がよくわかります。
どちらを選ぶかによってもメリット・デメリットが多少変わってきますよ^^
リビング階段のメリット
ボックス型のリビング階段のメリット
我が家のリビング階段は、ボックス型の階段です。
◆ボックス型のリビング階段のメリット
・動線がいい
・廊下がいらない
・階段下を大容量のリビング収納
・階段をベンチ代わりに出来る
・子供部屋にいる子供に声が届く
実際、我が家でのリビング階段のメリットはこんな感じです!
動線が楽
リビングに階段がある事で、2階からの動線がとっても短く楽!
我が家はキッチン近くに階段を設けたので、夜にのどが渇いた時も、階段を降りてくればすぐに冷蔵庫です^^
また、リビングにいる子供が学校の準備をするのに2階に上がるのにもすぐに上がれるので、リビングで学校の準備をしていても、「部屋に筆箱忘れた!」とすぐ取りにいけます。
階段下リビング収納
リビングは家族みんなの物が集まる場所でもあるので、大容量の収納スペースは必須ですよね。
リビング横にストレート階段を設ける事で、階段下に大容量の収納スペースを作る事が出来ました。

リビングで宿題をしたりする子供のために、教科書や問題集、学校の鞄も入れておけますし、リビングで遊ぶおもちゃをしまっておいたり、薬や工具箱なども全部収納しています。
DVDデッキなども中に入れているので、リビングに棚やテレビ台も置く必要がなく、スッキリしたリビングになりました^^
省スペース
元々、土地が狭いので、リビング階段にする事で1階に廊下や無駄な玄関スペースがなく狭い土地を有効活用できています。
さらに!廊下に階段を作ると、冬はとくに廊下に出て2階に上がるときには寒いし、夏は暑いし、リビングから出るのが億劫でした。
階段をリビング内に作ったことで階段と2階の廊下スペースは、1階リビングと同じ室温になるので、2階に行く時の寒さ&暑さはありません^^
ボックス型ですが、下の数段分だけ横壁をなくしたので、そこに腰かけてテレビを見る事もありますw
ルンバを走らせるのにジャマなゴミ箱などを、サッと階段に置いたりと便利につかっていますよ^^
声が届く
下からの声は2階に届きやすいので、「ご飯だよ~!!」「起きなさーい!」の声が届くのも何気に便利です。
日常で2階にいる子供を呼ぶ事は結構あるので、頑張って大声を出さなくても子供を呼ぶことが出来るのはメリットだと思います^^
スケルトン型のリビング階段のメリット
スケルトン型のリビング階段にはさらにプラスでメリットがいっぱい!
・部屋が広く見える
・リビングがオシャレに見える
・階段下はリビングの一部として使える
・階段側の窓からも光が入る
スケルトンのリビング階段にする事で、その分、リビングが広く見えます。

階段下に壁がないので、階段下のスペースにデスクや棚を置いたり、テレビやソファーを置いたりと、リビングスペースの一部として使う事が出来ます。
視覚的にというだけじゃなく、実際に階段幅分リビングが広くなりますよね^^
また、階段横の壁に窓を作る事が出来れば、ボックス型に比べて窓からの明かりがある分明るい部屋リビングになりますよ。
リビング階段のデメリット
リビング階段のデメリットとしてよく言われているのは
・冬は寒い
・ニオイや音が伝わる
・来客もリビングを通らないといけない
・スケルトンの場合はコストもアップ
こんな感じですね。
冬は寒い
冬は寒いとよく聞いていたので、覚悟はしていましたが、特に寒くありません。
というのも、最近のお家はやっぱり気密性も高いですし、一度お部屋が温まると結構そのまま温かさを持続してくれます。
工務店さんからも、その点は大丈夫!と言われていたのですが、その通りでした。
ただ、効率的にリビングを温めるためには、2階の部屋のすべてのドアは閉める事です!
これ、空いてるとその分温めないといけないスペースが広がるので、時間がかかりますし、さらに2階のどこかの部屋の窓が開いていてたりすると、冷気がシューッと降りてくるのがわかります^^;
なので、極力2階の部屋のドアは閉めるようにはしています。
そうすると、2階の狭い廊下スペース分くらいはすぐに暖まってくれるので、冷気が降りてくる事もないです。
まぁ、もちろん、電気代は普通よりはかかっているんでしょうが・・・。
リビング階段にしたけど、やっぱり寒い、クサイ!という場合は、寒さニオイ対策として、階段入口にカーテンやロールスクリーンを設置するといいですね。
初めからカーテンやロールスクリーンを取り付けられるように、階段入口付近の天井に下地を入れておいてもらうといいですよ^^

このように初めから引き戸をつけておくと、カーテンのように野暮ったくもなりません^^
普段は開けっぱなしにしてもおけますし、見た目もスッキリですよね。
ニオイや音が伝わる
唯一、私がデメリットとして感じているのは、音!
家族の中で夫だけ、生活リズムが違うんですよね。
仕事で朝早くでる日もありますし、夜も遅い時間に帰ってくる事も多いです。
そうなると、夫の生活音がバッチリ私の寝室に響きます^^;
テレビ見てる音も微かに聞こえてきますし、夫が遅くに帰って来たときは目が覚める事が多いです・・・。
ただ、階段から少し離れた位置にある子供部屋までは、そんなに響いてはいないらしく、階段横にある私の部屋が一番響くみたいです。
音が気になる場合は、階段から少し離れた場所に部屋を作るなど工夫した方が良さそうですね。
ニオイに関しては、24時間換気もありますし、キッチンの換気扇の機能もいいので、それほど気になりません。
餃子焼くとかニオイの気になるものの場合は、それぞれの部屋のドアを閉めておけば部屋までクサイという事もないです。
お友達がリビングを通る必要がある
特に休日など、パパママがリビングでくつろいでいるときなどに子供の友達が来たりすると気まずい・・・という事はありますよね。
ダラーっとくつろげないですし、リビング内が散らかっていて、見られたくないという場合も。
なので、休日に気兼ねなくダラダラしたい日は友達は呼ばないように子供に言ってあります。
休日に友達と遊びたかったら、どっか行っておいでーって感じです。
もちろん、友達が来るときは私の了解を得るようにしているので、急に友達が来て困る事もないです。
散らかってて見られたくない時は、ダメ!って言えばいいだけなので^^
特に問題はないです。
また、玄関とリビング間の扉のすぐ横に階段の登り口がくるようにすれば、リビングの中をお友達が歩く事もなくサッと2階に上がってもらえます。
リビング内を横切って階段にいく動線だと、休日など、パパママがいるリビングを歩いていくのも子供の友達もなんとなく気まずいと思うんです。
なので、リビング階段とはいえども、リビング内をたくさん歩かずに階段を登れる位置に配置しました。
お友達とも挨拶くらいの短時間しか会うことはないので、そこまで気を使いませんし、誰が来たかはしっかり把握できます^^
リビング階段はコミュニケーションが取りやすい?
よくリビング階段のメリットとして、家族とのコミュニケーションがとりやすいと言われますね^^
これについては、リビング階段だからこそ!というのはよくわかりません。
だって、階段の上り下り中に話をするという事ってないですし・・・。
朝降りて来てすぐ「おはよー」とか、階段をのぼりながら「おやすみー」という事はあるかな?くらいです。
基本、今のリビングの間取りはキッチンとダイニングも一緒になっているLDKタイプなので、リビング階段じゃなくても、家族は自然とみんなリビングに出入りします。
反抗期であっても、ご飯は食べるし、冷蔵庫の飲み物くらいは取りに来るだろうし、階段よりもリビングからキッチン・ダイニングテーブルが見える位置にある方がコミュニケーションがとる機会が多いのでは?と思います^^;
まとめ
リビング階段でよく言われるメリット・デメリットですが、文字で見るのと住んでみて実際に実感するのとはまた違うな~と思います。
私も音がここまで響くとは思ってなく、住んでみて、あれ?デメリットして音が聞こえやすいのはわかってたけど、こんなにうるさく感じるのか・・・とビックリしました。
リビング階段にする場合は、デメリットをしっかり理解した上で選ぶといいですよ^^
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